ドラマの制作現場を見学してきました

お出かけ

6月5日(水)

今回は、ドラマや映画を制作するスタジオの見学に行ってきたお話です。
専攻科目の一つである「ジャーナリズム作文」の授業で、映像コンテンツの制作現場を訪問し、見学・取材をしてきました。訪問先は『ヴィンチェンツォ』や『サイコだけど大丈夫』などの作品を配給する「CJ ENM(シージェイ・イ―エヌエム)」という会社のスタジオです。場所は、京畿(キョンギ)道の北西部に位置する坡州(パジュ)市という地域にあります。

地図
NAVER地図

坡州市にはソウルからバスで1時間ほどで行くことができます。
観光する場所を調べてみたところ「英語村」という地域があるみたいです。

出発

バスの写真

13時頃、大学のすぐ隣に位置する「高麗大学駅」を出発しました。

バスの車窓からの風景
バスからみた坡州市の風景

バスで1時間ほど行くと、ソウルとは少し違った雰囲気の場所にたどり着きました。
僕はこのような自然が適度に見られる空間が落ち着くと感じた瞬間でした。バスが移動している間に撮ったため、ブレた写真になっていますがご了承ください。

CJ ENM スタジオセンター入口
CJ ENM スタジオセンター入口

CJ ENM スタジオセンター到着しました。この施設は2022年に完成した比較的新しい施設です。周囲が高画質のスクリーンに囲まれた「バーチャルプロダクションステージ」という最先端の撮影空間があること特徴の施設です。最近韓国で流行したドラマ『涙の女王 (눈물의 여왕)』も、このスタジオで撮影されました。とにかくすごい施設です。

中に入ると、大きなスクリーンに「(G)I-DLE」や「SEVENTEEN」、「BTS」といった韓国を代表するアイドルのライブ映像が映し出されていました。説明を聞いて分かったのですが、CJ ENMが手掛けたライブ(MAMA)の映像だったみたいです。横を見ると、壁に設置されているスクリーンにも常に有名な俳優による広告が流れていて、Kコンテンツの生産場所に来た実感がわきました。

エントランスホールから先の施設は未公開ドラマの撮影をしているため、撮影禁止でした。ですので、どのような様子だったのかを簡単に説明しようと思います。
1600坪あるという大きな倉庫のような空間に、ドラマのセットである家や会社・病院などたくさんの施設が作られた空間を見学しました。実際にセットの中に入ってみましたが、どれも撮影のためだけに作られたと思えないほど現実の施設のようでした。撮影が終了したらほとんど全て廃棄になるというお話を聞いたのですが、あまりにもよくできていたためにもったいないと感じるほどよくでした。しかし、窓や窓枠などは再利用するようで、再利用する物を集めた美術品倉庫がありました。そこには本当に様々な種類の備品が集められていて、まるで家具屋のようでした。

バーチャルプロダクションステージ
バーチャルプロダクションステージ

ドラマの撮影セットを写真に撮ることはできませんでしたが「バーチャルプロダクションステージ」の撮影は許可を得ることができました。

最先端スタジオ(バーチャルプロダクションステージ)で説明を聞く様子

直径20m、高さ約7mの空間は、最新のLEDを使用した高画質なスクリーンで囲まれていて、周囲の環境に影響を受けることなく撮影をすることができることが特徴です。また実際に撮影現場にいるかのような感覚で撮影をすることができるため、役者が演技をしやすくなるという利点もあります。この「見ながら撮影することができる」ことが、「バーチャルプロダクションステージ」の最大の魅力だと言います。周りに何があるのか頭の中で想像しながら演技をするより、周囲の環境が見える状態で撮影する方が圧倒的に演技をしやすいということです。

VPスタジオでの集合写真
バーチャルプロダクションステージでの記念撮影(中央白いTシャツが筆者)

約1時間半の見学・取材を終え、記念撮影をしました。一瞬で周囲の映像が変わるだけでなく、それが現実のように鮮明な映像であるため、海外旅行をしてきたような気分でした。スクリーンが想像のはるか上をゆく高画質で、幻想的な世界を体験することができました。撮影のスタジオとしての役割以外にも芸術的な空間として一般公開したらすぐ人気の施設になるのではないか、と思ったくらいです(^^)

見学を終えて施設を出るときに、プレゼントをいただきました。中にはタンブラー、ペン、メモ帳、モバイルバッテリーが入っていました。最近水筒を無くして困っていたのですぐに使おうと思います(^^

おわりに

ドラマのセットを外から見たときの第一印象は「意外と小さいな」でした。しかし、実際に入ってみると中は広く、むしろ一般的な家よりも広々と感じるのです。おかしいな、と思って家から出てた後振り返って外から見ると、やはり小さく感じます。ドラえもんの秘密道具「ガリバートンネル」を使ったのかと思うくらい不思議な感覚でした。
何はともあれ、今回見学・取材した内容は来週までに課題として提出しなければならないため、今から課題に取り組もうと思います。それではまた。

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